あなたは、いつポルノグラフィティのファンになりましたか?
現在ファンの方にそう聞いた時、かなり多くの人がメンバー二人になってからの時期を指すと思います。
それもそのはず。デビュー20年を終え、21年目に入ったポルノグラフィティが二人になって、もう15年以上が過ぎました。
最近ファンになった若い方が興味を持った頃にはもう“二人組のロックバンド”だったことでしょう。
本記事では、そんな人のために、2004年に惜しまれつつ脱退した元ベース、Tamaこと白玉雅己氏について紹介していきます。
- どんな人物だったのか?
- 何故、脱退したのか?
- 再び3人になる可能性は?
などを知るなかで、Tamaが最高のベーシストだったことがわかると思います。
※Tamaは、活動期間の中で名義変更をしていますが、本記事では基本的に「Tama」(敬称略)で統一しています。
ポルノグラフィティの元ベースTamaこと白玉雅己とは?ポルノ復帰の可能性は?【3人の姿がまた見たい】
元ベースTamaとは?
Tamaこと本名、白玉雅己(しらたままさみ)氏は、現ポルノグラフィティのメンバーであるボーカル岡野昭仁と、ギター新藤晴一と同じく、広島県尾道市因島出身。
インディーズ時代から共に音楽を奏でてきたポルノグラフィティ創成期のメンバーの一人です。
もともとポルノグラフィティとしてはドラムが存在おり、4人で活動していました。

誰だこいつら・・・
デビュー前にドラムが脱退し、結果、「ポルノグラフィティ」として世に出たのはTamaを含めた3人でした。

音楽界に個性豊かな三人を乗せたアポロ11号が着陸しました。
デビュー前のアーティストネームは「玉」
デビュー後は「シラタマ」
さらにその後、「Tama」と名義変更をしています。

Tamaが一番かっこええのぉ
インディーズ時代からメインソングライターだったTama。初期のポルノグラフィティの楽曲は、代表曲こそプロデューサーである本間昭光氏が作曲していましたが、一部シングルや、アルバム、カップリング収録曲などは、
- 作曲:Tama × 作詞:新藤晴一
が基本スタイルでした。
その為、現在でもTama作曲の楽曲を愛するファンはたくさんいます。

今も色あせない名曲ばかりです。
Tamaが作曲を担当した楽曲
ポルノグラフィティ在籍時に、Tamaが作曲を担当した楽曲は
- ジレンマ
- Jazz up
- ライオン
- デッサン#1
- ラビュー・ラビュー
- PRIME
- 冷たい手 〜3年8ヶ月〜
- Search the best way※一部作詞
- サボテン
- ダイアリー 00/08/26
- サボテン Sonority
- グァバジュース
- オレ、天使
- 夜明け前には
- オレ、Cupid※ライブ用楽曲
- 別れ話をしよう
- 幸せについて本気出して考えてみた
- 敵はどこだ
- ハート
- ニセ彼女
- ビタースイート
- 夜はお静かに
- Go Steady Go!
- 渦
- CLUB UNDERWORLD
- 素晴らしき人生かな?
- 月飼い
- ラック
- Anotherday for "74ers"

ヤバすぎる・・・
どれもクオリティの高い名曲ばかりですが、ライブでの披露が少ないものが多く、Tamaの楽曲は、レア曲としてファンに愛されています。
⇒⇒Tama作曲の名曲をAmazon Music Unlimitedで聴きまくるならこちら。
Tama脱退の理由
2004年に惜しまれつつもポルノグラフィティを脱退したTama。

Tama・・・
脱退前に、三人の総決算として、2枚のベストアルバムをリリースしました。
Tamaの脱退理由として語られたのは
- 更なる自身の追及の為
といったもの。
自分自身のやりたい音楽を作っていく為には、ポルノグラフィティのベースとしてではなく、白玉雅巳として歩き出す必要があったのでしょう。
話し合いが行われたようですが、Tamaの意志は固かったようで、脱退という結末を迎えました。
そして、その後はソロとして活動を始めます。

がんばれ・・・!!
ポルノ脱退後の活動
Tamaは、脱退から約1年半後にソロデビューアルバム「Great Pleasure」をリリースしました。
インスト曲中心のアルバムで、Tamaらしいセンスあふれるアルバムとなっています。
その後も、作曲だけにとどまらず。作詞や、自身がボーカルを担当する楽曲を制作していきます。
ソロ1stシングル「Metal Cool」では、自身がボーカルを担当し、Tamaが得意とするダークな世界観を発揮しています。
2ndシングル「ホンノウ」では、ゲストボーカルとしてHIGH and MIGHTY COLORのユウスケを招くなど新しい試みをしながら自身のやりたい音楽と向き合ってきました。
精力的にライブ活動なども行ってきたTama。
しかしながら、2009年に発売したベストアルバムを最後に、その活動は途絶えてしまいます。
表舞台から姿を消したTama。活動に関する情報も無く、ファンの間では音楽界から離れてしまったのではないかと想像されていました。

どこ行っTama・・・
本間氏とTamaの関係
ポルノグラフィティの初期の代表曲を多く手掛けてきた名プロデューサーで、ポルノのお父さん的存在のak.hommaこと本間昭光氏。
本間氏はポルノのプロデュースから離れてからもメンバーと交流があり、それは昭仁、晴一だけにとどまらず、ポルノを脱退したTamaとも定期的に会っているようでした。
昨夜はポルノの二人とホント久しぶりに三人だけでゆっくり話せた。これまでのこと、これからのこと。良い話が出来た。これからもそれぞれに頑張って、日々精進を重ねて行きたいものです。お互いもうイイおっさんだしね。。。Tamaとも約束したし、近いうちに会おうかな。
— 本間昭光 Akimitsu Homma (@akimitsuhomma) February 24, 2012
久しぶりに、TAMAと沖縄居酒屋に来てご飯。奴はとっても元気にしてるよ。
— 本間昭光 Akimitsu Homma (@akimitsuhomma) September 2, 2013
Tamaの現状に関しての情報はなくとも、元気で過ごしていることをファンに伝えてくれる本間氏。

神様、仏様、本間様。
恒例のポーズで
タマのお誕生日会 pic.twitter.com/VdLDqseprt— 本間昭光 Akimitsu Homma (@akimitsuhomma) May 5, 2018
ポルノ在籍当時のギラギラした感じは薄れ、優しい表情で一緒に写真に写るTama。
久しぶりにその姿を目にし、涙したファンも多いかと思います。
晴一は、自身がSNSや書籍などで発信することが多いですが、昭仁とTamaに関してはファンが情報を得る機会が少なく、本間氏とスガシカオ氏が生存報告をしてくれることでファンは一安心出来ます。

もう、本間さんとスガさんでバンド組もう。
そして月日は流れ、2019年1月。
止まっていた時間が動き出します。
活動再開を再開したTama
2019年1月。突如、Twitterアカウントが開設されました。
Twitterはじめました。#はじめてのツイート
— 白玉雅己 (@shiratamamasami) January 30, 2019
いつも応援ありがとうございます。
皆さんの声は届いております。
とりあえず立ち上げましたので、気長にお付き合い下さい。白玉雅己
— 白玉雅己 (@shiratamamasami) January 30, 2019

Tamaちゃ~~~ん!!!
名義を本名の白玉雅己とし、プロフィール写真は優しい表情で、変わらずカッコイイ姿。そして、その手にはベースを持ち、何か音楽がらみの動きがあることを予想させます。
Tama改め、白玉雅己としての新しいスタートは、女性2人組デュオ「やなわらばー」のアルバム「うずりんの歌」に収録された本間さんプロデュース曲でベースを担当することでした。
3月13日発売の、やなわらばーさんのニューアルバムで本間昭光さんプロデュース曲のベースを弾いています。
是非チェックしてみて下さい。 https://t.co/P8YRl2wRSZ— 白玉雅己 (@shiratamamasami) January 30, 2019
ポルノグラフィティがデビュー20年を迎える記念すべき2019年。
奇しくも同じ年に再び、Tamaが弾くベースを聴くことが出来るようになったことで、ファンたちの心の中に、一つの可能性が生まれました。
それは、再び三人で音を奏でる日がやってくるのではないか?
ポルノ20周年とTama
更新頻度は少ないものの、Twitterにて活動報告を行っているTama。
ポンすけさんのライブにゲスト出演しました。皆様、ありがとうございました。写真は終演後、見に来て下さったNAOTOさん、中村タイチさんも一緒に。左から #ただすけ さん、#中村タイチ さん、私、#NAOTO さん、#小畑ポンプ さん。 https://t.co/Xsue97YPSB
— 白玉雅己 (@shiratamamasami) April 29, 2019
かつてポルノのライブでサポートメンバーとして活躍していた小畑ポンプ氏、ただすけ氏を中心としたメンバーで定期的にライブを開催するなど、本格的に音楽界の表舞台へ姿を現すようになってきました。
この流れで、ポルノへの復帰があるのではないか?そう一部で噂されたのは、ポルノがデビュー20年を記念して開催した東京ドームライブ
- 20th Anniversary Special LIVE “NIPPONロマンスポルノ’19 ~神vs神~”

記念すべきライブに、サプライズゲストとして出演するのではないか?という噂がありましたが、結果的にはそういった出演はされませんでした。
しかしながら、Twitterにてライブに参戦していたことを報告。
20周年、お疲れ様でした!そしてありがとう。#ポルノグラフィティ #神vs神 pic.twitter.com/2Eoyd1iDBb
— 白玉雅己 (@shiratamamasami) September 8, 2019
メジャーデビューしてから20年のうち、共に歩んだのは最初の約5年ですが、その5年は世間にポルノグラフィティという存在を大きく広め、強烈なインパクトを残した期間でした。
20年という、一つのゴールテープを切ったのは昭仁、晴一の二人。
しかし、そこに到達できたのは決して二人だけの力ではなく、Tamaと共に歩んできた日々があったからです。
ドームのステージに立つことはなくとも、あの日の、あの空間で一緒に20年を祝福されたことにファンは喜び、涙しました。

Tamaぁぁぁぁっっっ・・泣

・・・・・泣
20年の節目を終えたポルノとTama。
果たして、今後ポルノへの復帰、共演の可能性はあるのでしょうか?
今後のポルノ復帰の可能性は?
現在も、ライブやYouTubeを中心に活動をしているTama。
衰えることの無いベースを聴くことが出来ます。
白玉雅己 Tama - 運命も君も曲がりくねっている Road (Inst Ver.) https://t.co/AAyC87vx2k @YouTubeさんから
— 白玉雅己 (@shiratamamasami) November 5, 2019
そんなTamaの今後、ポルノへの復帰の可能性ですが、現実的ではないでしょう。
すでに昭仁と、晴一の二人で30年へ向けて歩んでいるポルノ。Tamaが再び加入する可能性は0に近いです。
しかし、サプライズ共演の可能性はあると思います。
ポルノはこれまでに、かつてサポートドラマーとして共に音を奏でた小畑ポンプ氏の生誕イベント「小畑ポンプ生誕50年記念演奏会」へシークレットゲストとして出演したことがあります。
また、本間氏のTwitterにて、Tamaとの飲み会の席に昭仁が参加するというファン号泣の奇跡の瞬間がすでに訪れています。
大きなライブ、イベントでの共演は難しいかもしれませんが、Tama自身やTamaが出演するイベント等にポルノとして、もしくは昭仁、晴一個人がサプライズゲストとして出演し、数曲演奏することは十分に考えられると思います。

そうなったら胸熱・・・
いつかやってくるかもしれないその日の為に、TamaのTwitter等をこまめにチェックし、出演するイベントに参加してみませんか?
また、あのクールでありながら激しく、ロックで、そしてギラギラしたTamaを見ることが出来るかも?

Tamaは、ずっとロックな男!
【とある日のTamaのツイート】
切った後でもきれいに咲く菜の花。 pic.twitter.com/QDs30IMTcZ
— 白玉雅己 (@shiratamamasami) April 8, 2020

・・・ほんとにTamaか?

・・・偽垢?
まとめ
ポルノグラフィティのベースとして活躍し、ダークな世界観を武器に数々の名曲を生み出したTama。
現在でもそれらの曲は、ポルノにとっての武器であり、ファンにとっても大切なものです。
脱退後も愛され続ける彼は、これからも自身の音楽を追求し、新しい一面を見せてくれると思います。
これからも続く音楽活動の中で、ほんの少しでも可能性があるのであれば
またあの三人の姿を、いつの日か見てみたい。

三人がこれからも笑顔で音楽を。
それが一番の望みです。
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