赤羽が生んだモンスター漫画家「清野とおる」作品まとめ【さくっと読めるエッセイ漫画】

漫画

 

「エッセイ漫画」と聞くと、だいたいの人は“ほのぼのとした日常”を想像してしまうと思います。

日常の出来事をゆるく面白く描くことで読みやすいエッセイ漫画。

そんなエッセイ漫画界に独特なタッチで日常を切り取った唯一無二の漫画家がいます。

それが清野とおる氏。


好奇心のバケモノであり、気になることはなにがなんでも調べ上げないと気が済まない彼は、その異常な好奇心と行動力で沢山の作品を生み出してきました。

本記事では、赤羽が生んだ悲しきモンスター漫画家、清野とおる氏の作品をまとめています。

スキマ時間に読める作品ばかりです。

 

赤羽が生んだモンスター漫画家「清野とおる」作品まとめ【さくっと読めるエッセイ漫画】

東京怪奇酒

清野とおるが友人知人他人から直接聞いた恐るべき「怪談」の数々…。その怪奇現場に実際に足を運んで「酒」を飲んじゃおうってワケ。嗚呼、一度でいいから「オバケ」を見たい。でも怖い…けど見たい…怖い怖い…やっぱ見た~~~~~~い!!!!!

清野とおる氏の令和最初の作品にして最新作である「東京怪奇酒」
⇒⇒東京怪奇酒の詳細はこちら

もともとお酒好きである清野氏は、過去の作品でもアル中ばりの飲酒を繰り返してきました。

そんなお酒好きな清野氏が今回テーマにしているのは、怪奇現象があった場所でお酒を飲んで興奮する漫画。

ネジが飛んでしまったようだ。

お酒が好きな方も、そうでない方も、怖い話が好きな方も、そうでない方も。きっと全員が理解できない新境地です。

 

東京都北区赤羽

東京都のディープなスポット“赤羽”という街を舞台に、作者が遭遇する珍妙な人々や出来事を描いたノンフィクションコミック。連載が打ち切りになって失業した作者は、実家にいるのがいたたまれなくなり、赤羽の安アパートで一人暮らしを始めることに。そこで作者は、超失礼な居酒屋“ちから”のマスターや歌うホームレス・ペイティさん、恐怖の赤飯を差し出す“主”など、超個性的な人達と出会って……!?思わず赤羽へ行きたくなる第1巻!

清野氏の代表作といえばやはり「赤羽シリーズ」

「漫画界の水曜どうでしょう」的な存在で、カルト的人気を誇る本作は、清野氏が赤羽に住んでいる中で体験した“非日常な日常”を、面白さ、不思議、恐怖など色々な角度で描いています。

登場人物全員ヤベー奴。

赤羽がおかしい街なのか?清野氏が呼び寄せているのか?どちらにせよ赤羽に対する興味がとまらなくなる作品です。

 

ウヒョッ!東京都北区赤羽

この漫画は全て実話です!「赤羽」という街の真実を是非皆さんに知って頂こうと、漫画家清野とおるが身も心もすり減らしながら誠心誠意でお届けする実録漫画!Bbmfマガジンより発売されていた『東京都北区赤羽』の続編で、赤羽では『ONEPIECE』より売れている大ヒット作!「漫画アクション」にて好評連載中です!

赤羽シリーズの続編である「ウヒョッ!東京都北区赤羽」

まだまだ描き切れない赤羽の魅力を余すことなく描いた本作は、おなじみのキャラクターはもちろん、こいつ大丈夫か?と思えるような濃すぎる新キャラが続々登場し、改めて赤羽という街の異常さを知ることになります。

でも、清野氏が一番ヤバい。

惜しまれつつも、全6巻で完結し、赤羽シリーズも終了となりました。しかし、いつかまた赤羽の面白ネタのストックが溜まり過ぎて清野氏のペンからあふれ出てくる日を心待ちにしています。

 

ゴハンスキー

珍才マンガ家・清野とおるが、ゴハン愛をつづりにつづった!「トラウマ飯」、「100円ローソンの干しほたるいか」など出てきたお店や食品はネットで炎上&売り切れ続出!?

この「ゴハンスキー」では、普通のグルメ漫画の様に「美味しいグルメを食べる」だけは収まらず、清野氏独特の視点から「食」の楽しみ方、エピソードを描いています。

ジブリ作品の食事の様にかなり美味しそうに見えるものから、不味そうなものまであり、何故かわからないですが暇なときに何度も読み返してしまう中毒性があります。清野氏の描くグルメはヘタウマなのにすごく興味をそそられてしまうんですよね。

清野氏のファンなら確実にハマること間違いなしです。

壇蜜さんの手料理ばかり食べてないで「攻めの外食」してくださいね。

 

その「おこだわり」、俺にもくれよ!!

『その「おこだわり」、俺にもくれよ!!』――それは日常の退屈と喜びを描いたノンフィクション漫画の白眉である。著者の清野は、あたたかい眼差しで我々の生活を見つめ、日常に潜む「おこだわり」を抽出する。「僕は貧乏な人は格好がいいと思う」と清貧に生きる人々を賛歌したのは、劇作家の山田太一だったか。清野もまた、ツナ缶、ポテトサラダ、白湯、さけるチーズなど、ゼニのかからぬ喜びを賛歌して余りない。実にタマラン。

あなたにも一つはあるであろう「こだわり」

本作は、そんなこだわりを追求し続ける「おこだわり人」に清野氏がインタビューし、その異常性を紹介する漫画です。

この作品では清野氏の好奇心と行動力が爆発しており、おこだわり人に日常の細部までとことん追求していく中で、熱量の高いおこだわり人と、清野氏のトークが絶妙な笑いを生み出しています。

個人的な名作は「白湯の男」「コンソメパンチの男」「薄皮パンの男」「中国うなぎの男」「土日、人に会わぬ男」・・・いっぱいありすぎます。

壇蜜の男。

 

Love&Peace~清野とおるのフツウの日々~

「東京都北区赤羽」の作者が、愛と平和にあふれた(?)自分の日常を面白おかしく描く!!

他の作品が描いているのは「清野氏が体験した周りで起きた出来事」が中心なのに対し、本作は「清野氏自身の事」を中心に描いた作品です。

自らの変人ぶりを惜しげもなく披露しており、~フツウの日々~というサブタイトルは普通に嘘です。これが普通なら私は一体何なんだ。

そもそも表紙が普通じゃない。

ある種、最高傑作と言っても良いほど切り込んでおり、清野氏をさらに好きになれる一冊ではないでしょうか?「一生面白い漫画を描き続ける」という命令を自身に与えてこれからも描き続けて欲しいです。

 

全っっっっっ然知らない街を歩いてみたものの

オモチャだらけの謎の街!? 栃木県・おもちゃのまち、日本一長いすべり台に失禁!? 茨城県・長者ヶ浜潮騒はまなす公園前、金八先生の舞台には衝撃の怪事件があった!! 東京都・堀切……その他にもあんな街やこんな街を歩く!!

清野氏の代名詞である「赤羽」を出て、全く知らない街を歩いて発見したものを清野氏独特の切り口描いた本作。

赤羽のテイストは残しながらも、一風変わった雰囲気を味わうことが出来るが、もう少し深掘りして欲しかった印象。個人的には、やはり赤羽が異端すぎるのか、インパクトに欠ける部分が否めないです。

作品ページの、この作品に対しての出版社コメントが面白い。

出版社からのコメント

※こちらはBL作品ではございません。

 

清野とおるのデス散歩

「赤羽」以外にも、不思議な人間や場所はたくさんあるんです…!魂を持ってかれそうになる散歩の数々を収録!!

最新作である、「東京怪奇酒」の元となったような作品。

清野氏が遭遇した奇妙な現象を紹介するこれまでとは違った雰囲気の作品で、自慢の観察眼の良さで色々なオカルトに食いついていきます。

しかし、どれだけ怖いテーマにしても“笑い”は外さないのが清野氏。「デス散歩」というタイトルですが、怖いだけの内容ではないので安心してください。

清野氏のほうが怖い。

個人的には、「東京怪奇酒」の方が断トツで面白いので、漫画家としての技術、センスの向上を感じる一冊です。

 

東京都北区赤羽以外の話

月刊少年シリウス別冊「ネメシス」に連載の『人間バンザイ!!』に、大ページ数に及ぶ加筆修正と、書き下ろし新作と幻のデビュー作まで加えて単行本化。これで清野とおるの全てが分かる!! いや、分かった様な気になれるファン必読の一冊。

本作は、漫画というよりイラスト多めのエッセイという感じです。

清野氏と交流のある“奇人”にスポットを当てており、ハイスコアガールなどで有名な押切蓮介先生や、あの有名な奇人漫画家、漫☆画太郎先生のエピソードなども収録されています。

類は友を呼ぶとはまさにこのことで、清野氏の周りにはちょっとネジの飛んだ方が多い印象。

かなり攻めた内容なので、文章での表現が多くて良かった半面、フルで漫画化して欲しい作品でもあります。

目次がすでにヤバい。

 

まあどうせいつか死ぬし ~清野とおる不条理ギャグ短編集~

清野とおるの原点!本書だけの新作も収録! 『東京都北区赤羽』清野とおるの、幻の初期ギャグ作品を赤っ恥覚悟で大放出! 『ガードレールと少女』+未収録作品に加え、描き下ろし街歩きマンガまで収録。正気じゃない清野ワールドにあなたはついてこられるか!?

もはやヤケクソの作品集です。出版社、編集、作者一丸となってヤケクソになっています。タイトルからもそれが感じられる渾身の一撃。

清野氏の放出してはいけない部分を全て放出し切った感があり、「エッセイ漫画」が好きな方にはオススメはできません。

あくまで、清野氏の脳内をもっと知りたいという方。クセのある味の珍味が好きな方は読むべきな“迷作”です。

衝撃の世界観にハマる人はハマるでしょう。

長生きしてね。

 

青春ヒヒヒ

青春時代、あの頃の僕らが日々感じていた世の中の不条理さ…いや、ここまで不条理ではなかったハズ!青春をヒヒヒとシュールに描いた衝撃ギャグコミック!とにかく深い意味なんて全くないから何も考えないで読んでみて!

絶版となっており、電子書籍でしか読むことが出来ない初期作品の一つ。

今やエッセイ漫画がメインの清野氏が描く理不尽ギャグ漫画で、まるで「ボーボボ」や、「ピューっと吹くジャガー」のような意味不明さがジワジワ来ます。

上下巻あるので清野氏のギャグをしっかり読んでみたい方はチェックしてみて下さい。

ひたすら、主人公のつとむが可哀そう。

 

ハラハラドキドキ

土手の“ハトババア”に呪われて、腹に人面瘡が宿ってしまった高校生男女二人の、前代未聞の人面瘡同士の怪奇ラブコメギャグ…なんて基本設定はほとんど関係ナシ!ハトババアの呪いを半ば忘れつつ繰り広げられる、シゲルと面子と人面瘡二匹と、その他アクの強いメチャクチャな登場人物たちの、着地点のない投げっぱなしのデタラメな日常!まあ、固い事は抜きにして楽しめばいいじゃないですか。

青春ヒヒヒ同様、清野氏の初期作品にして、意味不明設定な漫画。

「寄生獣」のミギーや、「ど根性ガエル」のピョン吉のようなスタイルでお腹に現れた人面瘡(じめんそう)と共に繰り広げられる謎展開の数々に、清野氏の若さを感じられます。

こちらも上下巻ありますが、打ち切りの為、結末が突然過ぎて衝撃を受けると思います。気持ちの整理がつかないでしょう。

ある意味最強の最終回。

 

まとめ

清野氏のこれまで生み出した作品は大きく分けて二つ。

  • 意味不明系ギャグ漫画
  • 奇人変人ばかりのエッセイ漫画

今では完全にエッセイ漫画が主体となっている清野氏ですが、初期のギャグ作品にも清野氏にしか描けない魅力があります。

しかしながら、やはりエッセイ漫画家としてのセンスは唯一無二。天才的なものがあると思います。そんな清野氏の漫画が他のエッセイ漫画と一線を画す理由に

  • 異常な観察力
  • 異常な好奇心
  • 異常な行動力

があること。そして何より、

  • 清野氏の引きの強さ

があります。

面白い事、不思議な事、怪奇現象。これからも清野氏の身の回りに起きるであろう様々な現象を、どんどん新作で表現してもらいたいです。

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