10年間待った日。ポルノグラフィティ東京ドームライブ「神VS神」で見た闘い続けるロッカー【後編】

ポルノグラフィティ

2019年9月8日

あるバンドが音楽界に現れて20年経つ。

  • ポルノグラフィティ

誰からも愛されるロッカーの記念すべき日を祝うため、たくさんのファンが東京ドームへ集まった。

昔からのファン
初めてポルノを見る人
さらに芸能界からもファンがやってきた。

そして、共に音を奏でてきた大切な仲間も。

ついでに台風も。

10年間待った日。ポルノグラフィティ東京ドームライブ「神VS神」で見た闘い続けるロッカー【後編】

前編はこちら

10年間待った日。ポルノグラフィティ東京ドームライブ「神VS神」で見た闘い続けるロッカー【前編】
ポルノグラフィティのデビュー20年記念で行われた10年ぶりの東京ドームライブは、長い間ファンが待ち望んだライブでした。本記事では、ポルノグラフィティの東京ドームライブ「NIPPONロマンスポルノ」について紹介しています。感動的な2DAYSの初日です。

台風15号


東京ドームからさかのぼること1年。
ポルノグラフィティが20周年イヤーをスタートさせた2018年9月8日に行われた「しまなみロマンスポルノ'18〜Deep. Breath〜」は、地元及び隣県で発生した豪雨災害の復興支援として、収益を全額寄付するという決断をして行われたライブだった。

ライブから2か月前に発生した平成30年7月豪雨、そしてライブ当日も雨が降った。

それから1年、雨と共に始まったポルノグラフィティ20周年イヤーの集大成である2019年9月も大型の台風が日本列島を襲った。


猛烈な勢力の台風15号はまさにポルノがドーム公演を行うあたりに関東方面へ進行していた。

あの日の記憶がよみがえる。

屋根がある東京ドームとはいえ、遠方から参加する人は当日のライブ開演前まで不安だったと思う。

ライブ当日の朝を迎え、幸い天気はなんとか保ち、蒸し暑いくらいだった。

運命の日のドームへ到着すると、そこにはこれまでにないファンの熱気がただよい、今ここが日本で一番熱い場所だと思った。

「神VS神」DAY


会場の熱気は明らかに昨日よりも高い。

迫りくる台風の影響で早めの着席がアナウンスされる。

爆発音とファンファーレが鳴り響く。
昨日と同じ演出なのでそれほどの驚きはなかったが、予想していなかったある出来事で昨日よりも早く涙が流れた。

誰も意識していなかったセンターステージに突如現れた憧れのヒーロー。

  • 世界一のボーカリスト 岡野昭仁
  • 世界一のギタリスト  新藤晴一

昨日よりステージに近い席であった為、ライブ開始すぐから肉眼でしっかり確認できる場所に立っていることに興奮し、サプライズ的な演出に感動の涙が流れた。

そして晴一のギターに乗せ、歌い出す。

狂喜する声が満ち溢れていた
立ち向かうように髪を振り乱し

「その拳突き上げろ」と唄う
あのロッカーまだ闘ってっかな?

初日は美しいコーラスと共に始まったプッシュプレイを、本日は二人でスタートさせる。

歌詞が訴えかける通りに満員に埋め尽くされたドーム全体が拳を突き上げる。
記念すべき日にその中の一人なれたことが本当に嬉しかった。

そこから始まる神VS神最終日。
以下が9月8日のセトリ

M01 プッシュプレイ
M02 Mugen
M03 THE DAY
M04 メドレー
ミュージック・アワー
マシンガントーク
ヴォイス

M05 アポロ
M06 n.t.
M07 Twilight,トワイライト
M08 "Theme of "74ers""
M09 瞳の奥をのぞかせて
M10 ウェンディの薄い文字
M11 リンク
M12 サウダージ
M13 ブレス
M14 愛が呼ぶほうへ
M15 Zombies are standing out
M16 サボテン
M17 ヒトリノ夜
M18 瞬く星の下で
M19 ハネウマライダー
M20 アゲハ蝶
M21 VS
【ENCORE】
EN1 オー!リバル
EN2 Century Lovers
サポートメンバー紹介

EN3 ライラ
M02 Mugen
本日の2曲目は「Mugen」だった。
独特なメロディで誰もがノレる楽曲である為、大ヒット曲である「メリッサ」との入れ替えにも十分問題ない。
前日に有名曲をたくさん演奏していたこともあり、二日目はマイナー祭りになるのか?と思っていたが、前日の曲も順番を入れ替えて演奏する構成であることがわかり、初めての人にも安心だと思った。
ファンとしてはマイナー祭りが見たいのも本心だが、どんな人でも楽しめるライブであって欲しい。
M03 THE DAY
「オー!リバル」の大ヒットがあり、次に出すシングルに不安を持っていたファンを安堵させた「THE DAY」を昨日よりも激しく熱唱。
やはりポルノにアニソンを任せておけば失敗は無い。
M04 メドレー
ミュージック・アワー⇒マシンガントーク⇒ヴォイス⇒狼
昨日同様に、本間さんが登場しこれまでのポルノを彩ってきた名曲の一部を披露。
個人的には、メドレーにするのであれば二日目は違う曲を聴いてみたかった。
Love,too Death,too⇒Heart Beat⇒あなたがここにいたら⇒カルマの坂など普段やらない曲をやってくれたらなお最高。
M05 アポロ
ここまでは昨日とほぼ同じ流れ。
デビュー20年を迎える9月8日に聴く「アポロ」は感慨深く、ポルノがデビューして以降に生まれた若い世代の心をも掴む名曲のパワーを感じた。
これから生まれてくる子たちが大人になってからも、ずっとずっと前に生まれたこの曲が愛され続けて欲しい。
僕らの生まれてくるずっとずっと前にはもう
アポロ11号は月に行ったっていうのに
僕らはこの街がまだジャングルだった頃から
変わらない愛のかたち探してる
M06 n.t.
暗転し、どんなバラード曲を響かせてくれるかと思っていると、聴こえてきた「n.t.」
昨日は弾き語りで演奏され、もう今後何年も演奏されることが無いと思っていた曲をまさかのほぼ原曲で披露された。
ポルノ史上最もロックで、個人的に一番好きなアルバムである「雲をも掴む民」の楽曲が最近少しずつ披露されるようになり嬉しい限り。
「n.t.」もそうだが、やはり自身の詞曲を熱唱する時の昭仁は感情が乗りまくっている。
M07 Twilight,トワイライト
ダークな世界観をもったバラードでライブにするとアレンジも長く、初めて聴く人には自分の中に思っていた「ポルノグラフィティ」ではないものを見せられている気分になると思う。
ポルノはさまざまな顔を思っていて、これもポルノが表現する世界の一つ。
音の一つ一つが「Twilight,トワイライト」の世界観を演出していた。
M08 "Theme of "74ers""
20年という長い期間、第一線で闘い続けたポルノの歴史をなぞる様に過去の映像が流れる。
昔のこともたくさん思い出したが、やはり思い出すのは最近の記憶。
長かった20年の中のたった一年間、2018年9月8日から今日までの期間は本当に濃密な時間だった。
M09 瞳の奥をのぞかせて
昭仁がお気に入りのギターを持ち、センターステージへ現れた。そこで語ったのは、ある曲に関しての思い出。
自身が曲を作り、アレンジをしていく中で手応えを感じたというその曲は、作詞を担当した晴一も「自分にしか書けない歌詞」であると語ったことがある。
メンバー両方が大切にしている名曲「瞳の奥をのぞかせて」を聴き、思い出すのは10年前の東京ドームで「頑張って練習してきました」と語り、初披露された時の事。 
久しぶりのドームで、優しく、そしてせつない声で歌い出す昭仁が一番を歌い上げた時、ドーム中央から歓声が上がった。
最初は暗闇の中で何が起こっているのかわからなかったが、自分の視界に入ってきた懐かしい姿に涙が流れた。
  • Vi:NAOTO

暗闇光る金髪のヴァイオリニストが久しぶりに奏でるフレーズ。
これまでのライブツアーにサポートとして当たり前にいたNAOTOは自身の活動が忙しくなり、もう長らく参加していなかった。

一気に時間が戻ったように感じる。

何度きても本当に広く感じる東京ドームで、たった二人だけでの演奏なのにいくつもの音が重なって聴こえる。

最後に力強く握手する二人に胸が熱くなり、ずっと涙が止まらなった。

M10 ウェンディの薄い文字
予想はしていたが、晴一がボーカルとして久々の「ウェンディの薄い文字」を歌い出し、一気に涙が止まった。
本当に余韻に浸らすことを許さないバンドだ。
そして相変わらず可愛い声している。

M11 リンク
予想通りNAOTO率いるNAOTOストリングスが登場し、ここからはヴァイオリン隊がポルノをサポートする。
その一曲目は原曲と比べ、最もライブ映えする楽曲だと思う「リンク」が激しいヴァイオリンの音色で始まった。やはりヴァイオリンの生音が入ることでスリリングな印象が増す。

https://twitter.com/NAOTO_poper/status/1170889302303133696

ジャンルにとらわれない音楽を生み出すポルノだが、メンバーが二人しかいない為、これまで数多くのサポートミュージシャンに支えれれてきた。
ヴァイオリンはポルノのライブにおいて非常に需要な役割であり、これからもそうであって欲しい。

M12 サウダージ
ポルノと言えば「ラテン」というイメージが付いている。「サウダージ」はポルノにとって最も売れた曲であり、イメージを固めた曲。
ヒット曲をたくさん持ち、テレビにも頻繁に出ていたアーティストとしては珍しいジャンルだが、そんな他とは違う姿に多くの人が惹きつけられた。

M13 ブレス
ライブ・ビューイングで因島高校の生徒と合唱したことで“完成”した「愛が呼ぶほうへ」のように、今日ここで“完成”した「ブレス」
悔しかったライブから丸一年、今日この日に演奏することに意味がある。
待望の生ヴァイオリンを乗せ、雨にかき消されないみんなの歌声を乗せ、ドームに響き渡る。

しまなみライブのテーマソングになったこの曲は、ポケモンの劇場版主題歌として作られた。
そして全くポケモンに忖度せず、ポルノらしく書かれた歌詞で映画を観た子供たちにメッセージを伝えている。

「簡単に語るんじゃない夢を」
わかろうとしない他人がほら笑っている
「簡単に重ねるんじゃない君を」
すぐに変わっていくヒットチャートになんか

君は君のままでずっと
行くんだから far away

ドームにはたくさん子供も来ていたと思う。
今はまだ難しくても、大きくなればいろんなことがわかる。

ポルノがどれだけ素晴らしい音楽を作っていたか気付いてくれる日がくることを願っている。

あれは飽きもせず聞き返したメロディ
わかっていなかった歌の意味
今なら少しわかる気がする
まるで違う歌のようさ

M14 愛が呼ぶほうへ
一年前の9月8日は地元で、その後10月20日にはスクリーンから全国へ、そして12月から始まったツアーでは直接、全国で。
この一年間にポルノはさまざまな場所で「愛」を感じさせてくれた。
そのすべては今日に繋がっている。さかのぼればこれまでの20年分すべて。

「愛」をくれてありがとう。
大好きです。これまでも、これからも。

M15 Zombies are standing out
ポルノにとって新機軸となったゾンビが、ライブでどれほど会場を熱狂させるかは、アンフェツアーに参加した全員が知っている。
初めて見た人は驚いただろう。凄いだろう。
縦横無尽に動きまわる照明が、激しいサウンドをさらに際立たせる。
そこに昭仁の歌声が全く負けていない。
デビューして20年、年齢も50に近づこうとしているバンドが奏でる音ではない。一体、ポルノはどこまで進化を続けるんだろう。

M16 サボテン
最古に近い楽曲である「サボテン」が大幅なアレンジを加えたイントロで演奏される。
これは、ポルノがここでは止まらずこれからも進んでいくという意思表示にも感じた。

そしてこの日、ある人物がこの場所にいた。

M17 ヒトリノ夜
ポルノを愛するきっかけとなった大好きな曲のイントロが、ヴァイオリン隊の何重にも重なったスリリングな音色で始まった。
普段、キーの高さから歌うのが辛そうに感じる「ヒトリノ夜」はこの日ライブの終盤に演奏された。
しかし、この日の昭仁は違う。最初から最後まで歌声は絶好調だった。
テレビから流れた圧倒的な歌声に心を掴まれた少年の自分へ、すっかり大人になった自分から伝えたい。

その声を追いかけて行って、間違いないよと。

M18 瞬く星の下で
終盤は過去のヒットソングで畳み掛けるかと思いきや、「マギ」の主題歌として2013年にリリースされた「瞬く星の下で」が始まり、歓声が上がる。
昔の曲も、中期の曲も、最新の曲も、幅広くすべてが愛されている。

M19 ハネウマライダー
全員がタオルを回す時間。初めてライブに来た人もタオルを回せばもう仲間だ。
今やポルノのライブにとって欠かすことの出来ない楽曲になってしまったハネウマはこれまでで一番の壮大な光景を見ることが出来た。

君がとばせと煽るのなら
Hey you! 途中じゃ降ろしてやらないぜ。

これからもファンの期待に応えるような活動を続けていくと確信出来るから、ずっとポルノの後ろをついていきたい。

M20 アゲハ蝶
連続して超ヒット曲の披露に普段ポルノのライブにこない人も沸いたはずだ。
ファンが参加する楽曲の中でも、ポルノと共に歌うことが出来るアゲハ蝶は、より全体が一つになったように思える。
ポルノに会えた、それだけでよかった。
そういった人がここにはたくさんいるんだろうと思った。

M21 VS
最終日、本編最後。
過去の自分に語りかけるように歌う「VS」を聴いていると、10年前に東京ドームにいた自分のことも思い出す。

大好きなアーティストの為に初めて一人で東京に出て来た過去があるから、今の感動がより大きいものになっている。

あの日のポルノは闘っていた。
そして今日も闘っている。
そう昔の自分に教えてあげたい気持ちになったが、多分10年前の自分も、こうやって未来でポルノが闘っていることを知っているはずだ。

ずっと闘い続けていくロッカーだということはずっと前からわかっている。

EN1 オー!リバル
初日はファンサービスにバズーカを乱射しまくった為、歌詞が飛び続けたことを反省してか、最終日はしっかりと歌い切った。
アポロ、アゲハ蝶、ハネウマライダー・・・さまざまなヒット曲を持っているポルノにとって、「オー!リバル」は次の10年間でその代わりとなりえる楽曲。

EN2 Century Lovers
恒例の声出しタイム"Before Century"では、満員のドームが満員以上に聞こえる声を上げた。
もうすぐ終わるこの時間を悔やむことが無いように叫んだ。

サポートメンバー紹介
最終日の今日は、サポートメンバーから一言ずつ挨拶があった。
アンフェツアーの最終公演でも同じような時間があったが、今日はまた特別だった。

特に印象に残ったコメントとして、最近サポートに参加したキーボードの皆川さんは

僕は「UNFADED」ツアーの時には人生の終活を考えてました。
けど、今日こんな素晴らしい景色を見せてくれて、音楽やってきて良かったなぁと思います。

若いミュージシャンだけでなく、同年代のミュージシャンにも刺激を与えるパワーと魅力を持つポルノがかっこいい。

そして一番胸を打たれたのはドラム、野崎真助のコメントだった。

ゆっくりと語りだし、途中で言葉に詰まる。
涙ながら最後に言った言葉。

僕は動けないのでずっと後ろから2人を見てきましたが、
今日はすげぇ感動した・・・。

その言葉につられ、涙があふれた。

私たちは基本的にライブをしているポルノを正面から見ている。
唯一、ずっと真後ろから見続けているドラム。

ポルノを愛する人が叩くドラムだから、よりポルノが輝いて見えたんだと思う。
あなたがサポートメンバーで本当に良かった。

そしてスペシャルゲストのNAOTO
長らく共に音を出す機会がなかったNAOTOは、今回のサポートメンバーの中で数少ない10年前のドームを経験している人物。
そんな彼から、嬉しい言葉が出た。

最近ご一緒できておりませんでしたが、心はいつもポルノチームのつもりです

ポルノはチームで闘っている。
これまでに何度もサポートメンバーの入れ替わりがあった。しかし、これまで関わっていた全ての人たちがチームの仲間であることを再認識させてくれた。

また、あなたのヴァイオリンが聴きたい。

本間さんからは、二人と距離を置いた時、家に帰ると涙が出たというエピソードが語られた。
本間さんがいてこその今のポルノだと思うから、これからも絆は消えないように繋がっていて欲しい。

そしてポルノグラフィティ

晴一は「ポルノを汚したくない」そう語った。
本当に自分に正直で、誠実な人だからこれからもポルノを純粋に愛して守っていって欲しい。

そしてボーカル昭仁は未来を示してくれた。

君たちがポルノグラフィティを求めてくれるから、僕らはここまでやってこれました。
その居心地の良さに甘えず、これからもやっていきます。

ポルノは進んでいく。
これからもずっと、二人で。

EN3 ライラ
20年記念ライブ最後の曲は、定番曲「ジレンマ」では無かった。
今日のセトリでは途中に演奏されなかった為、やはり最後はポルノのライブらしく「ジレンマ」で飛び跳ねて終わると思っていた。
複雑な気持ちだった人もいると思う。個人的には新しい姿を見せるポルノに今後の期待が止まらない。

でも、やっぱり最後は「ジレンマ」で飛びたかったという気持ちも正直言ってある。

一緒に闘い続けてきた大切な楽曲だから。

あの日、あの場所に来ていた大切な仲間


ライブの最後は、昭仁と晴一がステージに残り、ビールを飲むという素敵な時間だった。
ステージ上に座り、まるで昔に戻ったみたいに笑顔で酒を交わす二人に今日という日が無事にやってきたことを一ファンながら本当に嬉しく思った。

もしかしたら、ステージ上にはもう一人のメンバーがいたかもしれない。
デビュー前から共に音を奏でてきて、デビューから5年間、日本中にポルノの存在を知らしめた頃まで一緒だった人物。

  • Ba.Tama

ポルノのメインソングライターだったTamaこと白玉雅己は、二人とは違う道を歩んだ。
しかし、いまだに彼の作った楽曲は愛され続けている。

ポルノグラフィティの元ベースTamaこと白玉雅己とは?ポルノ復帰の可能性は?【3人の姿がまた見たい】
ポルノグラフィティの元ベース、Tamaこと白玉雅己氏。彼は脱退後も愛され続けるベーシストです。本記事では、そんなTamaについて紹介しています。本記事を読むことで、Tamaが最高のベーシストであることがわかると思います。

もう“ポルノグラフィティ”ではなくなってしまったTama。
しかしその日、彼は私たちと同じ場所にいた。

満員の東京ドームのステージで20年という一つのゴールテープを切ったのは二人の姿。
しかし、そこには共に闘った三人目の想いも一緒にあった。

同じライブTを着ていたことにいまだ変わらない絆を感じた。

現在、Tamaは音楽活動を再開し、YouTubeやライブなどで再び素晴らしいベースの音色を多くの人の耳に届けている。

私にとって、あなたもずっと闘い続けるロッカーの一人です。

台風15号の被害


最高に盛り上がった東京ドームライブの裏では、台風15号が日本列島を襲いつつあった。
ライブ最終日では、終演時間付近に交通機関が止まってしまう可能性が高く、アンコールを聴くことなく席を立つ決断をする人も少なくなかった。

首都圏在住、もしくは当日近郊に宿泊する人は安心して最後まで楽しむことが出来たが、どうしても帰らなければならない人を目の当たりにして、どこでライブを行っても天災は平等ではないと感じた。

ライブが終わり、その深夜、東京ドーム近郊のホテルに宿泊していた私たちはかなり大きな雨風の音になかなか眠れずにいた。
ライブ後の余韻、興奮はもちろんあったが、それを差し置いても騒音ともいえるレベルの音だった。

翌日、ニュースを見た私たちは驚愕した。


のちに令和元年房総半島台風と命名された台風15号の被害は甚大なものだった。

天災はいつ起こるかわからない。
人間の手ではどうしようもない天災とこれからも向き合っていかなければならない。

ポルノがUNFADEDツアーで伝えてくれた、色あせてはならないものの事。
過去にあったさまざまな災害の経験を忘れずに今後に生かしていかなければならない。

コロナ禍で止まる音楽


2019年という最高の年を終え、一時活動休止になったポルノグラフィティ。
ファンを喜ばせる為、一生懸命走り抜けた彼らにゆっくり休んで欲しいと思っていた。

しかし、2020年はファンクラブ結成20周年。
ファン想いの彼らはきっとすぐに私たちの前に現れ、また素敵な音楽を届けてくれるだろうと当たり前のように思っていた。

今、この文章を打っているのは2020年8月に入ったところ。あの最高の夜からもう1年近く経とうとしている中、いまだポルノグラフィティとしての活動は行われていない。

  • 新型コロナウイルス

未知のウイルスの大流行で、全ての音楽が止まってしまった。
もちろん、音楽だけではない。

  • “当たり前のこと”が、止まってしまった

身近に会ったさまざまな“当たり前のこと”が止まってしまい、これまでに経験したことの無い感情がたくさん生まれていく。

そんな中でも特に2019年の素敵な一年を経験したばかりだからこそ、音楽が止まっていることが辛い。
これまでの20年、当たり前に音楽を届けてくれたポルノグラフィティ。
その音楽があったから前に進んでいけた。

自信持っていけ、胸張っていけ

そう言ってくれたから一歩進むことが出来た。

今、自分は止まってしまっている。
次の一歩を進むとき、それはまたポルノグラフィティが導いてくれる時だと思う。

10年間東京ドームライブを待っていた。
満員のドームで見たロッカーは、10年前と同じく闘っていた。

10年間待った、長かった日々。
それよりもはるかに、これからコロナ禍が明け、大好きな二人が揃った姿を見ることが出来る日が待ち遠しい自分がいる。

きっと今、ポルノは止まってしまった音楽を再び動かすために闘っている。
私たちは、心から音楽に救われる日がやってくることを待っている。

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