ポルノグラフィティのギター、新藤晴一。
数分間の楽曲の中に、数々の物語を生み出してきた天才作詞家。
その多彩な言葉の数々に胸を打たれた方も多いのではないでしょうか?

そんなギター新藤晴一は、作詞だけでなく、自身でも楽曲を生み出しています。
頭の中で生まれた物語を、自らの曲で表現をすることで、彼の作りたい音楽がどういうものなのか知ることが出来ます。
本記事で紹介するのは、ポルノグラフィティの多数ある楽曲の中から、
- ギター新藤晴一が作詞作曲したシングル
を紹介します。
まるで小説を読んでいるような物語の数々です。
ポルノ新藤晴一が作詞作曲した名曲シングルまとめ【邦楽トップクラスの作詞力】
黄昏ロマンス
16thシングル。意外にも、作詞作曲でシングルリリースは本作が初めてで、昭仁の「音のない森」よりかなり遅い。これまで代表曲の作詞を全て担当してきた晴一が書いた最初のシングルは大切な人との人生を歌ったバラード。年を重ねるごとに心に沁みてくる名曲。
過去にラジオや、ライブで自身がボーカルとしてこの曲を歌ったことがあるが、作った本人より昭仁が歌った方が物語が浮かんでくる。でも可愛い声してた。

NaNaNa サマーガール
18thシングル。多分、ミュージック・アワーのような感じをもう一度作りたくて作った楽曲。おバカな内容に見せておいて、意外とメッセージ性の強い楽曲・・・と見せて何も伝えてないノリのサマーソング。本人も若干失敗だった感を出しているが、なんだかんだライブで演奏すると盛り上がる夏の定番曲。ただ、ミュージック・アワー先輩が強すぎるだけ。

DON'T CALL ME CRAZY
19thシングル。みんな大好きジョバイロと両A面シングルとしてリリースされたハードロック調の楽曲。あまり何言っているかよくわからないが、音源で聴いてもカッコイイし、ライブ映えもするし、ポルノにとって大切な武器の一つ。もっとフェスとかでも積極的にやって欲しい。ゾンビと共に演奏したらロッキンの6万人全員失神するんじゃないだろうか。

痛い立ち位置
24thシングル。交錯する男女の駆け引きを書いたこの楽曲は、サックスが印象的で、多彩な曲のジャンルを操るポルノの一つの顔。シングルでこういった世界観を表現するのがポルノらしくて良い。MVを撮影したキャバレーはすでに閉店しているので聖地巡礼をすることは出来ない。

この胸を、愛を射よ
28thシングル。デビュー10周年にリリースされた記念すべきバラードでありながら、その影の薄さに定評のある本作。アポロで探していた愛のかたちの一つの答えともいえる名曲だが、ライブで披露されることはほとんどなくなってしまった。待っているファンもいるのでそのうちお願いします。

ゆきのいろ
34thシングル。初の冬曲シングルで、どうしても地味なイメージになってしまうが名曲。昭仁のストレートな歌声で熱唱する冬曲はそれはそれで最高。次の冬ツアーで披露することを期待したい。そしてワンモアタイム、ゆきのいろ、2012Sparkの並びが強すぎる。

瞬く星の下で
37thシングル。「マギ」のオープニングとして久々のアニソン曲。歌詞自体は晴一にしては珍しく特に捻りは無い。特にサビ。もうちょっと新藤晴一印を芋版くらいはっきり押して欲しかった感はあるが、アニソンとしてはわかりやすい方が良いのかもしれない。

青春花道
38thシングル。いいのか悪いのかはさておき、過去一ジャケットに気合が入っているシングル。悔しいことに、曲はめちゃくちゃキャッチーで覚えやすい。こういう曲もあっても良いと思うが、やはりラテンやロックなポルノを見たくなってしまう。ただ、15周年ツアーのオープニングは泣いた。

ワン・ウーマン・ショー 〜甘い幻〜
41stシングル。ファンの間でも賛否両論あるバラードで、個人的にはかなり好きだが、批判する人の気持ちもわからなくはない。というのも、アルバム曲で良かったのではないかと思ってしまうネーミングと曲調。次にリリースする「オー!リバル」を上げるために、わざと落としにいった疑惑。

THE DAY
43rdシングル。名曲「オー!リバル」のあとにリリースされた本作も、近年のポルノにとって最強の武器。ライブの一曲目でも中盤でもラストでも、どこに使ってもアガるファン絶賛の名曲。
ライブでの昭仁と晴一の掛け合いは何度見ても鳥肌が立つ。気になる方は是非、ライブDVDで見て欲しい。
⇒⇒最強のホールツアー「BUTTERFLY EFFECT」
⇒⇒東京ドーム2DAYSライブ「NIPPONロマンスポルノ‘19」

LiAR
44thシングル。昭仁が限界に挑戦した「真っ白な灰になるまで、燃やし尽くせ」通称“もやし”と両A面リリースされた本作は、実にポルノらしいラテン調のメロディで晴一得意の世界観をシンプルに表現している。この両A面の2曲は、まさに二人の個性が前面に出ていて最強。ライブで初披露された時の歌詞は今のものとは違い、ライブDVDには前の歌詞のまま収録されている。
⇒⇒LiAR初披露ライブ「THE WAY」

カメレオン・レンズ
46thシングル。晴一のシングル最高傑作と言っても良い名曲。イントロから頭の奥まで響いてくるメロディで、ライブでも曲に合わせた照明の演出がファンを唸らせた。「THE DAY」といい、近年の晴一の作曲スキルは急上昇している。そして、不倫ドラマの主題歌に起用され、タイアップに合わせて最高の楽曲を作り上げるポルノの力を見せつけられた一曲。

VS
50thシングル。アニメ「MIX」の主題歌と言っておきながら、記念すべきデビュー20年目を祝うために作られたとしか思えない名曲。記念シングルは二人で合作にして欲しかった感もあるが、このシングルに収められたカップリングは、二人からの愛のメッセージのような楽曲で、3曲合わせてファンを殺しに来るスタイル。ライブで照明が明るくなった時、号泣しました。おめでとうございます。

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まとめ
ポルノグラフィティのギター、新藤晴一は多彩な言葉を使い、私たちでは想像出来ない様なたくさんの物語を作ってきました。彼の作詞力は、現在の邦楽のなかでもトップクラスと言って良いでしょう。
そして、彼の生み出す詞は、ただ独自の世界観が作られているだけではありません。
- 昭仁が歌うことを意識した作詞
をしています。
ポルノの曲がポルノらしい理由。それは、昭仁本人が作詞作曲しているものは、もちろん自分が歌うために表現しやすい詞を書いていますが、晴一が書く詞も、自らの表現したい世界を落とし込みながら、昭仁が発音することをしっかり意識して一言一言、言葉を選び抜いている印象です。
昭仁にも信頼されている作詞力。これからもその圧倒的な作詞力を発揮し、私たちに新しい世界を見せて欲しいです。

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